マニラ |
マニラはフィリピンの首都であり、メトロ・マニラとも呼ばれるマニラ首都圏に所属する市です。フィリピンのルソン島中西部にあり、マニラ湾東岸に位置しています。
『東洋の真珠』などの美称があり、フィリピンがスペイン人によって植民地化された16世紀末よりフィリピンの首府であり、独立後も一貫して首都でありつづけています。市域人口は166万人であり、人口1,155万人を抱えるメトロ・マニラの中核都市です。さらに近郊を含む都市圏人口は2,129万人であり、世界有数の大都市圏を形成しています。「マニラ」という名称はタガログ語で「ニラッド(植物の名称)の生えるところ」という意味の「マイニラ」に由来しています。
2012年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第51位の都市と評価されました。東南アジアでは、シンガポール、バンコク、クアラルンプールに次ぐ第4位です。 |
|
ケソン |
ケソンシティ (Quezon City) は、フィリピンのメトロ・マニラ (Metro Manila) 内の都市です。行政的にはマニラ首都圏 (National Capital Region, NCR) に属しています。旧首都 (1948-1976) であり、また首都マニラの北東に隣接しています。マニラ近郊のなかでは比較的新しくできた市でもあり、広大な面積を計画的に整備されているため、交通渋滞も少ないです。ケソンとはフィリピンのコモンウェルス初代大統領のマニュエル・ケソンの功績から名付けられました。フィリピン大学(国立)と、アテネオ大学もケソンシティにある。 |
|
セブ |
セブ市は、フィリピン・セブ州の州都です。フィリピン国内で人口が5位(ケソン、マニラ、カローカン、ダバオに次ぐ)の大都市であり首都マニラよりも古いフィリピン最古の植民都市です。セブ市は国際線・国内線など多数の航空路線の重要なハブであり、フィリピン中部のヴィサヤ諸島から南部のミンダナオ島に至る地域の商業、交易、産業の中心地であります。近年は観光業と家具製造が盛んなほか、コールセンター業務、ソフトウェア制作などIT産業のアウトソーシング先としても活況を呈しています。 |
|
バギオ |
バギオは、フィリピン北部ルソン島のコルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region, CAR)にある都市で、この地域の中心的な存在です。ベンゲット州の領域内にはありますが、どこの州にも属さない独立した都市です。バギオは観光地であり、近くにあるUNESCOの世界遺産にも登録されているコルディリェーラの棚田群など、見所が豊富で多くの観光客が訪れます。高地にあることから年中冷涼な気候で、3月から5月にかけて大統領府などの政府機関が移転します。このことからバギオは「サマーキャピタル」とも呼ばれています。一年を通して最高気温が26℃を超えることはなく絶好の避暑地となっています。 |
|
イロイロ |
イロイロ市は、フィリピン中部ヴィサヤ諸島のパナイ島南岸にある都市です。ギマラス島やネグロス島と海を挟んで向かい合っています。イロイロ州の州都で、西ヴィサヤ地方の政治・経済の中心でもあります。2000年の国勢調査では人口は36万5820人で、フィリピンで9番目に人口の多い都市です。イロイロ市は歴史的にフィリピンの農業の中心地のひとつで、砂糖、コプラ、バナナ、マンゴーなどの国外輸出はここから始まり、スペイン植民地時代・アメリカ支配時代を通じて多くの色々な農産品の輸出拠点となりました。 |
|
スービック |
スービックはマニラから北へ約130kmの距離にあり車で約4時間で到着します。フィリピンの経済特区であるスービックは、アジア-太平洋時代のゲートウェイとして発展させようというマスターフランを立て、体系的な開発と共に積極名外資誘致で発展している都市です。スービックはオロンガポ市を中心に米海軍基地跡を利用したSBMA(スービック湾都市開発庁)管轄のフリーポートゾーンが有り、ショッピングをはじめ数々の多国籍なレストランや遊技施設があります。 |
|
バコロド |
バコロド市、フィリピン中部ヴィサヤ諸島のネグロス島北部にある島内最大の都市。ネグロス・オクシデンタル州の州都で、海を挟んでギマラス島やパナイ島と向かい合っています。バコロド港は、フィリピンで最も砂糖生産の盛んなネグロス・オクシデンタル州の玄関口であり、ネグロス島各地への陸上交通が発達しています。
また、バコロドは平野部にあり、地形は海に向かって緩やかに傾斜しており、郊外ほど傾斜は急になっています。バコロドの中心広場シティ・パブリック・プラザは海から10mの高さにあります。 |
|
ダバオ |
ダバオ市( は、フィリピン南部ミンダナオ島・ダバオ地方(Davao Region, Region XII)のダバオ・デル・スル州にある、メトロ・マニラ、メトロ・セブ(セブ市とその周囲)に次ぐフィリピン第3位の都市です。国際空港と港を持ち、フィリピン南部の政治・経済・文化の中心地です。実際にはダバオ市は州からは独立しているが、ダバオ・デル・スル州の一部として見られることもあります。またダバオ地方の中心都市としても位置づけられています。2,400km²もの広さを誇るダバオ市は世界最大の行政面積を持つ都市の一つともされます。人口は130万人だが、昼間人口は約200万人です。
スペイン人による征服は19世紀と遅く、それまでは先住民やイスラム教徒が集落を開いて暮らしていました。この都市が発展したきっかけは、20世紀初頭の日本人によるアバカ(マニラ麻)栽培の農園経営であり、当時は2万人の日本人が住む東南アジア最大の日本人街もありました。現在でも多くの日系人が住み、定年を迎えた日本人の移住先としても注目されています。
現在は木材の積出港であるほか、郊外にはドール社による広大なバナナ・プランテーションが広がり、その加工や輸出でも有名です。近年はアメリカ企業によるコールセンター業務などのアウトソーシング先として開発されており、巨額の収益が期待されています。 |
|